艇庫から海、海から艇庫にセールを移動する際は必ず二人で運んでください！（とくに５．５m2以上は必須）
一人しかいない場合は浜にてセッテッングを行ってください。
エキスパートは2枚を二人で運ぶOK！

理由	最近、鎌倉マリーナの会員がセールを運ぶ際、風にあおられ事故が有りました。幸い軽かったですが、バイク等大きな事故になる前にお互い注意しましょう　　　　(2004年４月）記

	まいくが口をすっぱくして言ってるように、オフショアでのウインドサーフィンはなるべくしないよう！どうしても乗りたい場合は＜条件＞ ①バディーを組みお互いを監視する。（この際注意することは、絶対同時に出艇しないで、浜で監視する） ②なるべく浅いところ（和賀島突端ぐらい）を行き来する。 ③あらかじめその日にレスキュー隊を確認しておく。（みんなボランテアだし、毎回隊員も違うし、その流出した時間には帰宅している場合もある、隊員がいないなら、絶対出艇艇禁止）こういっても（へたっぴ）なのに、守らない人いるんだよね！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２００７年１０月２９日（月）記）
	万が一流されたら
	上記の件　　　　　　　（なんかオフショ出艇を助長するみたいなので、当分記載しない）
	他人（レスキュー）をあてにしての出艇も、考え方としてすこしへんだ。それなら、スクールに入会すればいい。（でも、スクール生でも、先生をあてにしてはいけない）

昨日11月3日（土）、ご本人から、直接お話を聞けたので記載します。
（ドライスーツ、セーリンググローブ着用）

おおよそ、又聞きで記載したデーターどうりですが。

①カブ根付近でセールあおられボード、と離れた回数は１回。
　　１０メーター位吹っ飛んだ、必死で泳ぎ追いついた。

②セールあると危険なので、はずそうと試み大崎付近から逗子湾　入ってしばらくしたところで、とれた。まだ明るかった。
　（荒れた海面、強風の中、ボードとセールはずすのは、当然のことだが難儀である。　どうしてはずれたかと言うと、偶然完沈状態となったことから、かろうじてはずすことができた。完沈とは、ヨット用語でマストが完全に海底に向いた状態を表す）
　また、作業終了後になぜボードが吹っ飛んでいかなかったのか？下記にも記述したとおり、偶然アップホールラインのブーム側がとれて？？？右手に絡み、その端っこをボードストラップに縛って、その後作業したため、沈んでいくセールと吹っ飛んでいくボードがつながった状態となり、その後もう一方の端っこをダウンホールラインから、はずしたためボードが飛ばなかった。
ここで偶然が２ヶ所でてきますが、なんて冷静沈着の行動が取れたのか、まいくは脱帽してしまいます！！
なんか不謹慎ですが、「すごい～」なんて思ってしまいます。まいくはあわててこうはいかない！

③漂流中、葉山マリーナの入り口の右灯から左灯をあっという間に　過ぎてしまった。
　生命の危機は２回感じたとのことで、１回目がボードと離れたとき　、２回目が葉山マリーナの小灯台の明かりで流出速度を知ったとき。　流出中はボードと自分をアップホールラインで結んで、（左手ゴム２重巻き)、足はひら泳ぎだった。

森戸ファミレスを最後に前方には明かりが見えないので、
絶対にあそこに行く前に、左岸に着岸しないとダメだと思った。
（その通りでその先の長者が崎で三浦半島が大きく左に曲がっている。まいくが思うにボードを左に向けて泳いでも、非情にも風下（まっすぐ）に向かってたと思う、勿論何にもしないよりいいが！！）

④名島船付き場の少し右側２０～３０ｍ位？に着いた。
　名島のことは忘れていて、偶然たどり着いた。
　　磯なのですぐに手袋をブーツの変わりに履いた。
　ボードを置いて、空身で赤鳥居まで行きビバーグした。

⑤風が収まったので、ボードを取りに言って、下記に記載したように、最後の力を振り絞り、全速で泳いだ、あまり勢いよく泳いだので、途中「裕次郎灯台」と岸側の「小灯台」でつかまり休憩した。

⑥電話した時刻は２０：００位だと思った。（実際は２３：００ちょい過ぎ）。
以上です。

２００７年			１０月２７日（土）	流出事例　下記のかたは（へたっぴ）ではありません！　　　　　　　　　　　　　　　　（まいく日記から転用）
１０/２７（土）	ウインド	全員に注意	１５：３０～２３：２０ ) (１０/２８（日）　０７：００記）　２２：３０変更記）	本日足早に、台風２０号が本州の太平洋上をかすめるように、　　通過した。結構の雨で北風が結構強い、今回の台風は前線を刺激するので雨台風で、うねりは岸まで入りずらいので、まいくは朝（フラット）の時点でサーフィンするのをあきらめた。前日（金）の夕方にスクール生と相談してスクールは雨なので明日（日）に延期した。ダンス練などで疲れていたので、久々に家で事務計算などに勤しんでいた。海の風向は北で、インサイドは波フラットだったが、台風の接近とともに北風の風雨が１３：３０頃から強まり、特に、１５：３０～２０：３０まで１３ｍ～２３ｍ位になった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（千葉房総通過が２０：００位か？）帰宅しようとした艇庫会員（１７：００ごろ）が海にはすでに薄暗くてだれもいないのに、本人の車、靴、かさ、着替え、荷物があるのを不審に思い、行きつけの艇庫オーナーに連絡した。急遽、鎌倉マリン連盟がレスキュー本部を設置、鎌倉マリン連盟有志（艇庫、ショップ、スクール）が、数台の車に便乗して、江ノ島から長者、佐島までを捜索した。（１８：００～１９：３０）湾外は、風波で波高３～６ｍの高さまでになり、結構寒い、ドライスーツでも、仮にボード上またはブイなどに、いても、数時間が限界と思われる。北風の場合大島の左右方面に流され、定置網、磯島、などがない。助かる方法は、早めにインサイドの定置網につかまる（強風と波で本日はたぶん無理）。ポート１本引いて、名島に上陸。何もしないでボード上で救助を待つ（絶対ボード離さない）。このくらいしか生存方法がない。捜索は波高大のため海上保安庁の小さい巡視艇が出せないので、横浜より、超大型巡視艇が出艇し風弱くなったら、ヘリもとばすことになった。陸では、マリン連盟のレスキュー本部開設と同時期に、消防、警察による岸の捜索が行われた。その後陸では手の打ちようがないので、引き続き捜索は海保にたくし早朝、日の出前に漁業者、鎌倉マリン連盟などが、再捜索することで、朝にそなえ２０：３０～２１：００解散した。誰も口にはしないけど、現場ではかなり重苦しい空気が漂っていた。解散後も、おのおの方が、個人で風下の森戸方面に捜索に当たった。２１：００過ぎ台風２０号も離れたか？気持ち北風が先ほどよりは弱くなってきた。しかし、流出からすでに６時間以上たったいる。２２：００海保のヘリが捜索してくれている。２３：００すぎ、すでに８時間が経過している。台風、嵐の海のそんな中、奇跡は起こったなななんと２３：２０頃、本人から、奥さんの携帯にＴＥＬ連絡が入り、「現在森戸にいる」という一報が入った。奥さんは、すぐに埼玉から急遽海にかけつけた姉夫婦の携帯に連絡した。すぐに艇庫の責任者と埼玉の姉夫婦が電話をお借りし、かつ本人がウエットスーツ着でいる、森戸のファミレスに向かいに行った。その後、艇庫にて、警察、海保の事情聴取となった。（００：００～０１：００）本日スクールなので続く	× × × × ×
			１０月２８日（日）２３：１０記	何より無事でよかった！！奇跡がいっぱいかさなったから、怪我ひとつしてない。１個の奇跡ではこうはいかない？ありえない、夢をみているようだ！！！本人談（今日現在、又聞きだけど）。１５：３０　流出（たぶんいきなりオーバーセール）。　　　　　　カブ根付近で何回もウオータースタートするが、　　　　　　超強風でつぶされまくり、何回もボード吹っ飛び離れてし　　　　　　　まう。奇跡１　この状況でボードまで泳ぎつけたこと。奇跡２　カブ根（本日ブレイクしてるけど昨日はブレイクなし、　　　　　　　　　　ブレイクしていれば、日本を代表するリーフポイント　　　　　　　　　　　が牙を剥きます。　巻かれて、溺れる）時間不明　大崎見えてたので、ポート１本トライしたが、とどかず。奇跡３　このトライにより走れなかったかもしれないが、岸よりをき　　　　　　　ーぷできた？時間不明　　トライ中ボード何回も吹っ飛びセールあると危険（現在　　　　　　　　危険中だけど）と思い、セールをすてた。奇跡４　　この状況化での判断。　　　　　　時間不明　　　その時なぜか、アップホールラインがほどけていて　　　　　　　　　そのヒモで自分の体とボードを結んだ。奇跡５　何で夢みたいに絶対ほどけてはいけない為に、硬くむすぶ　　　　　　ひもが自然にほどけたのか？？？？？奇跡。時間不明　逗子湾沖～アブツリ付近　赤い鳥居の名島を意識し、　　　　　　　絶対そこに漂流するよう、願う。奇跡６　　運よく（偶然）名島に、漂流する。ここまで来ると本当に　　　　　　　ありえない！夢のゆめ？　　　　　　　まいくは警察の方に名島上陸もなくはない（確率０５％）　　　　　　　と伝えたがまさか！！時間不明　名島でビバーグ（山じゃないんだから？）。　　２２：５０ごろ　７ｈ経過後。対面の森戸に向かい出発、ボードと一緒　　　　　　　　　に泳いだり、歩いたりして（磯だから浅いところもある　　　　　　　　　）無事ふぁみりーレストランに着き、奥さんに電話。奇跡７　はだしとのこと、よく足けがさなかった。　　このファミレスまいくもよく利用します。海の磯沿いにありロケイ　　　ション抜群です。　　しかるに海からは店のこうこうとしたライトが　　見え、もしかしたら食事中のお客さんの姿も見えたと思う。　　自分は真っ暗なおおしけ強風の海の中。　　すぐそこは食事中のファミリー、、、家庭を頭に描き、負けずに最　　後の力を振り絞り、自力で生還しました。　　けして奇跡の安売りはしてません。　だけど奇跡だけでは生還できないと思う。やはり、全ての自己判断が適切だったから、数々の奇跡を、活かせたと思う。数多くの人たちに、多大なる迷惑を、かけたけれども、自己で無事帰還したので、半分以上（迷惑）は帳消しだと思う。	◎ ◎ ◎
			10/29 （００：２０　記）	警察、消防、そして特に海上保安庁の方々、誠にありがとうございました。また鎌倉マリン連盟の方々の献身的な捜索もありがとうございました。今後ともよろしくお願いもうしあげます。本当によかった。	◎